2024年開業 長崎マリオットホテル 客室の7割、港が見えるバルコニー 九州最大級スイートも 

プレミアムタイプの客室イメージ。バルコニーからは長崎港を一望できる(JR九州ホテルマネジメント提供)

 JR九州ホテルマネジメント(福岡市)は28日、長崎市尾上町に来年初頭開業を目指す「長崎マリオットホテル」の概要を発表した。全客室(207室)の7割にバルコニーを設置し、九州最大級のスイートも備える。開業日や客室料金は後日発表する。
 新長崎駅ビル1階のエントランスから、7階レセプションロビー(フロント)までエレベーターが直通。同階にある多国籍料理と鉄板焼きなどの各レストランとバーは宿泊者以外でも利用できる。会議などに使えるカンファレンスルームもある。
 8~13階は客室。スタンダード(36平方メートル~)やスイート(バルコニー含む80平方メートル~)など5タイプ13種類。中でも1室限りのインペリアルスイート(同242平方メートル)は、九州内のホテルで最大級の広さを誇る。バルコニーからは長崎港や稲佐山が見える。会見したサイ・ウエスト支配人は「広い客室とバルコニーから望む景色が強み。海外客も獲得したい」と語った。
 8階にフィットネスジム、13階には高級会員専用ラウンジを備える。外観は港町にふさわしい「客船」がモチーフ。インテリアにもハタ揚げや波佐見焼などを採り入れる。正社員採用は7割ほど進み「順調」という。
 総延べ床面積は2万平方メートル。マリオットホテルは世界最大のホテルチェーンの米マリオット・インターナショナルが手がける高級ブランド。国内で9軒目、九州では初めてとなる。

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