墨田区で「赤ちゃんポスト」設置へ準備

墨田区の病院が、親が育てられない乳幼児を匿名で受け入れる、いわゆる「赤ちゃんポスト」の設置準備を進めていることが分かりました。

東京都によりますと、墨田区にある「賛育会」病院から今年5月に区を通じて、妊娠相談・赤ちゃんポストのほか、病院のみに身元を明かして出産する「内密出産制度」を始めたいと相談があったということです。

都の担当者は現在も相談を受けている段階で、規模や体制など具体的な計画については聞いていないとしています。設置にあたっては法的な手続きはないものの、戸籍の管理や児童相談所と連携する必要性があることから、都や区の協力が求められます。

赤ちゃんポストは、2007年に熊本市の慈恵病院で国内で初めて設置され、都内では江東区の医療法人社団「モルゲンロート」が来年秋の設置を目指しています。

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