長崎・下黒崎で子ども食堂 親子に弁当や服など手渡す 体操教室や自然体験教室も不定期開催

訪れた親子に弁当や服などを手渡す峰理事長=長崎市黒崎地区公民館

 長崎市下黒崎町の黒崎地区公民館でこのほど、子ども食堂「森と海とこどもの家」があり、運営スタッフ6人が手作りの弁当や服などを5組16人の親子に手渡した。
 NPO法人ながさき村(峰亜弓理事長)が昨年4月から月1回実施。食事の提供とともに、体操教室や自然体験教室、寄付された生活用品の配布なども不定期で行っている。
 この日、スタッフが作ったのは油淋鶏(ユーリンチー)や卵焼きなどを詰めた弁当。ボランティアの長崎大大学院水産・環境科学総合研究科1年の巽智沙徳さん(22)は「自分で料理をして、子どもたちがおいしいと言ってくれるのがうれしい」と話し、手際良く鶏肉を揚げた。
 小学生の息子2人と訪れた市内の会社員、大坪由貴絵さん(34)は「日頃、仕事から帰ると忙しく、ご飯もゆっくり作れない。連れて来たら、子どもも笑顔になる」と話した。
 無料。人数制限なし。LINE(ライン)で予約する。次回開催日はLINEで通知。ボランティア参加や寄付も受け付けている。問い合わせは峰さん(電080.4284.5874)。

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