チャオシル来館10万人 うれしの茶の歴史、魅力伝え

記念セレモニーでは、来館10万人目となった太田さん家族(左)とくす玉を割って祝った=嬉野市嬉野町のうれしの茶交流館チャオシル

 うれしの茶の歴史や茶の入れ方などを学べる嬉野市嬉野町の「うれしの茶交流館チャオシル」の来館者数が24日、10万人を突破した。2018年の開館から5年目で、記念セレモニーでは10万人目となった家族にお茶と肥前吉田焼の茶器セットが贈られた。

 10万人目は市内在住の消防士・太田道大さん(29)と妻の瑞希さん(29)、長女の奈和ちゃん(2)。実家がお茶農家で奈和ちゃんもお茶が大好きといい、道大さんは「初めて来て10万人目になってびっくり。家族でお茶のことをいろいろ学びたい」と喜んだ。

 チャオシルは、同市での茶栽培の歴史を伝えるパネルや農機具を展示し、うれしの茶を楽しむカフェも併設している。村上大祐市長は「予想よりも早く10万人を達成できた。インバウンド(訪日外国人客)も増えており、施設を通じてうれしの茶の魅力を知ってほしい」と話した。(山口源貴)

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