ウクライナがロシアの復帰決定を非難! UEFAはU-17欧州選手権への復帰を決定も反対声明、他国へボイコット求める

[写真:Getty Images]

ウクライナサッカー連盟(UAF)は、ロシアのユース大会参加を拒否する姿勢を示した。

ロシアは、2022年2月にウクライナへの軍事侵攻を開始。未だに両者の和解は叶わず、今なお争いは続いている。

この軍事侵攻を受けてFIFA(国際サッカー連盟)とヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は様々なカテゴリーにおいて、ロシア代表チームの大会参加を禁止。その措置は続いている。

そんな中、27日にUEFAはユースレベルでのロシアの大会参加を認めることに。A代表は認めないものの、ユースの選手が責任を問われるべきではないと考えているという。

しかし、この決定を受けてUAFが反対。公式声明を発表し、各サッカー連盟、サッカー協会に送り、ロシアと対戦しないように求めた。

「UAFは、ロシアU-17代表の国際大会への復帰に関するUEFAの決定を強く非難する」

「UAFは、全てのロシアチームの国際大会への参加の阻止に関する、UEFAとFIFAの以前の決定の維持を主張する」

「UAFは、ロシアのチームが参加するいかなる大会にも参加しないことを確認し、他のUEFA加盟協会に対し、ロシアのチームが参加する可能性のある試合を、参加許可を条件としてボイコットするように訴える」

「ロシアがウクライナに対して行った敵対行為の最中に、ロシアのチームが大会に段階的に復帰することに関して、同様の決定を下した根拠がなく、ロシアの攻撃的な政策を容認するものであると確信している」

「UEFAに対し、この決定を見直し、ロシアのチームを国際大会への参加から完全に排除するという以前の決定を有効に残すことを強く求める」

国家間の問題が解決していない以上、ユースレベルでも復帰を認めるわけにはいかないというウクライナ。U-17欧州選手権は2024年にキプロスで開催さる予定であり、U-17女子欧州選手権はスウェーデンで来年5月に開催される。

イギリス『BBC』によれば、この件を受け、イングランドサッカー協会(FA)はすでにロシアと対戦することを許可しないと表明。スウェーデンは、U-17チームはロシアをホストしないと主張しており、ウクライナに賛同する形をとっている。

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