千葉県柏市の革製品製造販売会社「柏レザー」が、廃棄予定だった同県の名産品・落花生の薄皮を原料に、革のような合成生地「ピーナッツレザー」を開発。県庁で29日に記者会見し、社長の飯島暁史さん(47)は「柔らかくてソファや車のシートなどにも使える。環境に優しい素材」と強調した。
飯島さんによると、赤茶色の薄皮の粉末にポリ塩化ビニール(PVC)を配合、綿の布地の片面に貼り付け作られる。15~20キロの薄皮から約90平方m、厚さ約1ミリの生地ができ、耐水性と耐久性に優れているという。
柏レザーは、この生地を使い、今年4月からバッグやポーチの生産に着手。自社サイトなどで販売を始めた。