サイクルツーリズム、山も川も 足利で「Velo.Ashikagaサイクルフェスタ2023」 11月開催

昨年のイベントで、エコアールグリーンプラザを出発する参加者

 【足利】地域活性化に向けたサイクルツーリズムに取り組む市は11月11日、中山間地域と渡良瀬川周辺の2コースを自転車で走るイベント「Velo.(ヴェロ)Ashikagaサイクルフェスタ2023」を開催する。昨年に続き、2回目。サイクリストの要望を受け、2コースとも距離を延長し、立ち寄りスポットを一新して内容の充実を図った。

 ヴェロはフランス語で自転車の意味。市内を訪れるサイクリストの増加や市内回遊性の向上を図るため、市はサイクルツーリズムを推進している。

 今回は、北部の豊かな自然の中、適度な勾配の山道を走る「北部中山間地域コース」(37キロ)と、渡良瀬川堤防上のサイクリングロードなどを走る「渡良瀬川サイクリングコース」(21キロ)を設定した。いずれも発着点は岩井町のエコアールグリーンプラザ。中山間コースは前回より約7キロ、渡良瀬川コースは約11キロ延長した。

 中山間コースは、松田川ダムなど2カ所を立ち寄りスポットに設定した。3時間程度で完走できる中学1年生以上が対象。先着100人で、自転車ロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」の選手がガイドライダーとして一部随行する。参加費は2千円。

 渡良瀬川コースは、あしかがフラワーパークと「ピンポン寺」とも呼ばれる徳蔵寺を立ち寄りスポットとした。小学4年生以上の先着60人が対象で、小学生は保護者の同伴が必要。同チームの女性ユニット「BLITZEN LOVERS(ブリッツェンラヴァーズ)」のメンバー2人が一緒に走る。参加費は中学生以上千円、小学生700円。

 市都市政策課の担当者は「イベントをきっかけに、サイクリストに年間を通じて来訪してもらえるようにしたい」と期待している。参加希望者は10月2~20日、スポーツイベント申し込みサイト「スポーツエントリー」から申し込む。(問)同課0284.20.2167。

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