路面電車・新幹線・在来線が見える “鉄道部屋” も 建設進む新広島駅ビル 最上階のホテル部分を公開

JR広島駅に建設が進む新しい駅ビルは、路面電車が乗り入れるほか、ホテルや商業施設として生まれ変わる予定です。20階建てとなるホテルの最上階などが29日、報道公開されました。

小林康秀 キャスター
「新しい広島駅ビルの建設現場にやってきました。20階建てのホテルですが、外観部分はほぼ出来上がっている感じですが、その最上階20階部分に上がってきます」

最上階20階には、まだ壁は付けられていません。南側には、似島や宮島、広島湾、さらに都心部も一望できます。地上90メートルの高さにある20階からの眺望。遠くまでよく見えました…。

さらに、東側と南側の角部屋、南東部屋では、広島電鉄の広島駅前線が広島駅に入ってくるところが、真上から見えるということです。

小林キャスター
「まだあります。次から次に入ってくる路面電車を真上から見下ろすことができると。こちらはJR新幹線在来線の線路、次から次にやってくるJR線も見ることができる。鉄道ファンにとってはたまらない鉄道部屋なんじゃないかと思います」

広島駅の新駅ビルは7階から20階部分がホテルとして使用されます。1フロアは1300平方メートル、合わせて350室ほどを備え、JR西日本グループのホテルが運営する予定です。

小林キャスター
「ホテルの7階がフロントのスペースとなります。広大な建物の空間ですね、そこから出てくると、ここが7階の屋上の広場となっています。西棟と東棟がつながる広大な広場になるわけですが、ベンチなども置かれるんでしょうか憩いのスペースとなるようです」

JR西日本(広島駅プロジェクト) 斉藤賢太郎 さん
「東に向かって屋上庭園のようなイメージで、鉄道をご利用されるお客様やショッピングセンターをご利用のお客さま以外でも市民のみなさまの憩いの場所になればいいかなと思っている」

現在、新駅ビルの工事の進捗率は6割で、予定通り進んでいるということです。広島駅の新駅ビルは2025年春の開業を目指しています。

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