岸田首相側に反対署名提出 インボイス制度、54万筆超

首相官邸前でインボイス制度への反対を訴える人たち=25日

 10月から始まる消費税のインボイス(適格請求書)制度の中止を求めるフリーランスらの団体は29日、インターネットで集めた54万筆超の反対署名を、衆院議員会館で岸田文雄首相の秘書に提出した。

 団体は「インボイス制度を考えるフリーランスの会」。同日午後4時半ごろ、会館のロビーで署名を保存したUSBメモリーや中止を求める提言書などを手渡ししたという。

 署名は2021年12月から開始した。団体の担当者は取材に「9月4日にも提言書を首相宛てに郵送したが、何の反応もない。54万の大きな声を確実に届けるための方法を考えた」と説明した。

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