防げサイバー犯罪、情報技術の競技会を京都府警が初開催 優勝した部署は

サイバー犯罪を模した問題に挑む捜査員ら(29日、京都市上京区・府警本部)

 京都府警は29日、高度なサイバー犯罪を解決するための競技会を京都市上京区の府警本部で開催した。捜査員が情報技術の専門知識を駆使し、サイバー犯罪に対処する正確さと速さを競った。

 複雑化するインターネット犯罪に対応していくため、捜査員の能力向上を目的に初めて開いた。府内全25署と府警本部6部署のうち、予選を勝ち抜いた10チーム計30人が出場した。

 競技会では、パソコン上に表示された画像の場所を特定したり、不正アクセスされたサイトの履歴から犯人を割り出したりする計10問が出題された。捜査員らはネット検索やプログラミングの技術を用いて、チームで協力しながら難問に挑んだ。優勝は警備部、2位は中京署だった。

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