元同僚が語るクリスティアーノ・ロナウド「ゴールという点ではよくやったが……」

写真:クラブを批判してアル・ナスルへと去ったクリスティアーノ・ロナウド

現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFのガリー・ネヴィル氏がスペイン『マルカ』紙電子版のインタビューに答え、マンチェスター・ユナイテッド時代の同僚であるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現アル・ナスル)について語った。

クリスティアーノ・ロナウドは2021年8月、12年ぶりにマンチェスター・ユナイテッドに復帰した。2021-22シーズンは公式戦通算24ゴールという成績を挙げたものの、チームに好影響を与えたとは言い難い状況で、2022-23シーズン途中にクラブ全体を批判してアル・ナスルに移籍した。ガリー・ネヴィル氏は、マンチェスター・ユナイテッド復帰後のクリスティアーノ・ロナウドについて次のように語っている。

「ゴールという点では非常によくやったと思う。ただ、彼は主力でないことを受け入れられないという性格を持っている。その点について私は彼のことを批判したい。ドレッシングルームのリーダーであり、世界のサッカー界のリーダーであるならば、自分のレベルにない若いチームメートたちへの物事の教え方やサポートの仕方、トレーニングのさせ方も違ってくるだろう」

「クリスティアーノは指導やコーチング、レベルアップを必要とするチームメートたちのために、自分のリーダーとしてのスタイルを修正し、適応させるべきだったと思う。クリスティアーノは彼らにイライラし、腹を立て、それが試合中に見えることもあった」

ガリー・ネヴィル氏は厳しい言葉を並べたが、それでもクリスティアーノ・ロナウドのことは他のどの選手よりも認めているようで、次のように賞賛の言葉を送っている。

「私はクリスティアーノのことが大好きだよ。彼は私の発言を好んでいないだろうがね。5年か10年経てば、私の発言が良心から来るものだったと理解してくれるはずだ。いくつかの点において、彼は今でも私にとって史上最高に好きな選手であり、史上最も偉大な選手だ。多くの人はリオネル・メッシだと答えるだろうが、私はクリスティアーノが大好きだ」

© 株式会社SPOTV JAPAN