村芝居として人気を博した南伊豆町「小稲の虎舞」が、コロナ禍を経て4年ぶりに奉納さた

国選択無形民俗文化財に指定され地元で村芝居として人気を博した南伊豆町「小稲の虎舞」が、28日、コロナ禍を経て4年ぶりに奉納されました。

「小稲の虎舞」は、現在の下田市から18世紀後半に伝えられたとされ小稲来宮神社の祭礼として毎年、中秋の名月の前夜旧暦の8月14日に奉納されてきました。

「小稲の虎舞」の筋書きは、江戸時代の劇作家「近松門左衛門」の書いた「国姓爺合戦」の一部を舞いにしたものと云われ、漢人「和藤内」が、竹やぶに差し掛かった時に大きな虎に出くわし、格闘の末に生け捕って連れ帰るという内容です。

虎役の二人の青年は、息を合わせた舞いで舞台を所狭しと暴れまわり観客を沸かせました。

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