準決勝は師弟対決が実現 ~秋季高校野球広島県大会ベスト4出そろう

秋季高校野球広島県大会は30日、準々決勝4試合が行われベスト4が出そろった。

【30日準々決勝の結果】
広島新庄 8―4 市立呉(延長10回タイブレーク)
福山 3―2 国際学院
海田 1―7 広陵
庄原実業 2―8 尾道

このうちBalcomBMW広島総合グランドで行われた、広島新庄 対 市立呉戦は、延長タイブレークとなった。
4回ウラ、市立呉は九十九、住吉らの集中打で4点を取って4-1とリードしたが、追う新庄は7回表、2・3塁とチャンスを作ると、代打・大下がライトへ2点タイムリーを放ち1点差に。その後1・3塁からダブルスチールを決めて、4-4の同点に追いついた。
4-4の10回表、新庄は1アウト2・3塁から1番高橋がこの試合4本目となるヒットで5-4と勝ち越しに成功。続く別府、小田の連続タイムリーで8-4と呉を突き放した。新庄投手陣は先発平川が4点を失ったものの、石津、池田、松田の継投で、その後の追加点を許さなかった。

試合後、新庄・宇多村監督は「みんな頑張って良く勝ったと思う」と、選手をねぎらった。1日の準決勝の対戦相手は市立福山で、監督の迫田守昭氏は、2020年まで新庄の監督として指揮を執っている。宇多村氏は迫田監督のもとでコーチだった。準決勝が師弟対決となることについて聞かれると、「新庄らしい野球をするだけです」と気を引き締めた。

準決勝は1日(日)三次きんさいスタジアムで行われる。

【1日準決勝の予定】
福山―広島新庄(10:00開始)
広陵―尾道(12:30開始)

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