猫が『亡くなった時』の絶対NG行為3つ 後悔のないお別れにするために大切なこと

1.よく考えずに葬儀の方法を決める

愛猫が亡くなった時はなかなか冷静ではいられないので、よく考えずにとりあえず葬儀を済ませてしまう場合もあるでしょう。

しかし納得のいく方法で葬儀ができなかった時は、飼い主さんが悲しみを引きずる原因のひとつになってしまうかもしれません。

愛猫をしっかり見送るためにも、飼い主さんが後悔しないためにも、愛猫の葬儀の方法はよく考えて決めましょう。

盛大に見送ってあげたいのなら、祭壇に花を飾って僧侶に読経してもらい、お焼香をするという形でお葬式を行うことも可能です。「ペットのためにお葬式までするのはやりすぎなのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、飼い主さんにとって愛猫は家族の一員ですよね。

飼い主さんに「お葬式をしてあげたい」という気持ちがあるのなら、しっかりお葬式をして見送ってあげたほうが、心残りがないでしょう。

また火葬の方法にも、いくつかの種類があります。他のペットと合同で火葬する方法を選ぶと、遺骨は返却されません。愛猫の遺骨を手元に置いて供養をしたい場合や、個別に納骨したい場合には注意してください。

2.亡くなった猫の供養をしない

愛猫が成仏して幸せな来世を迎えるためにも、飼い主さんの悲しみを癒すためにも、猫が亡くなった時はしっかり供養することが大切です。

飼い主さんが悲しみに暮れて供養もしてくれない状態だと、亡くなった愛猫も安心して天国に行けません。

また飼い主さんも悲しみから立ち直れずに、愛猫に対する罪悪感や後悔を抱え続けることになってしまう可能性があります。辛い時期ほど供養することを大切にして、愛猫に感謝の気持ちを伝えましょう。

供養の方法としては、お線香をあげたりお供えをしたりするのが一般的です。愛猫のためにごはんやおやつ、おもちゃやお花などをお供えしてあげてください。

遺骨はお墓や納骨堂に納骨してもよいですし、愛猫をそばに感じていたいなら自宅で保管しても大丈夫です。

遺骨や遺毛の一部を使って、アクセサリーやキーホルダーといったメモリアルグッズを作るのもおすすめですよ。いつでも愛猫の存在を感じながら過ごせるので、きっと心が安らぐでしょう。

3.悲しみと向き合わない

大切な愛猫を失うと、悲しみのあまりペットロスになってしまう飼い主さんは少なくありません。ペットロスを乗り越えて前を向くためには、悲しみと向き合うことが大切です。

泣くのを我慢して元気なふりをしたり、愛猫のことを思い出さないようにしたりすることは、悲しみを乗り越える方法としては間違っています。表面的に立ち直ったように見えるだけでは、ペットロスを克服できたとはいえません。

まずは我慢せずに思い切り泣いて悲しみ、「悲しい」「寂しい」「辛い」という自分の気持ちを受け入れましょう。無理に笑顔を取り戻そうとするよりも、とことん悲しんだほうがペットロスの重症化を防げます。

しっかり悲しみと向き合っていれば、時間の経過とともに愛猫への感謝の気持ちがわき、一緒に過ごした日々を幸せだったと思えるようになるでしょう。

まとめ

愛猫との別れという悲しい出来事は、飼い主さんから生きる喜びや希望を奪ってしまうかもしれません。しかし天国にいる愛猫は、飼い主さんの幸せを願っているはずです。

飼い主さんが悲しみから立ち直り、前を向いて生きていけるようになるためには、飼い主さんが納得できる形で愛猫とお別れすることが大切です。

いつか後悔することがないように、今回ご紹介した3つのNG行為にはご注意くださいね。

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