ファン・ヒチャンが決勝ゴール! ウルブスがマンチェスター・シティから大きな勝利を挙げる|プレミアリーグ

写真:決勝ゴールを決めたファン・ヒチャン

9月30日、プレミアリーグ第7節のウルブス vs マンチェスター・シティの試合がモリニュー・スタジアムで行われた。

ウルブスは5バック気味の布陣で、前線ではここまで3ゴールのファン・ヒチャンらが先発。マンチェスター・シティはロドリが出場停止で欠場となる一方、ケガが癒えたマテオ・コヴァチッチが先発に復帰し、左サイドバックはヨシュコ・グヴァルディオルではなくナタン・アケを起用。マテウス・ヌネスにとっては古巣との対決となる。また、ジョゼップ・グアルディオラ監督は累積警告によりベンチ入り停止となっている。

試合開始からマンチェスター・シティがボールを保持し、守備を固めるウルブスの陣形を崩そうと試みる、ヌネスがボールを持つたびにウルヴスのファンから盛大なブーイングが浴びせられる独特の雰囲気の中、序盤からアーリン・ハーランドやジェレミー・ドクがゴールに迫っていく。

ウルブスは10分過ぎから両サイドを起点とした縦に速い攻撃を見せると、13分にはペドロ・ネトが中盤で相手の連携ミスを突いてボールを奪い、右サイドに開きながらパワフルなドリブルを開始。深い位置まで侵入して折り返すと、これがルベン・ディアスに当たってゴールネットに吸い込まれ、幸運なOGで先制に成功する。

その後はウルブスが守備への比重を高め、マンチェスター・シティはなかなかブロックを崩せずに時間が経過していく。前半アディショナルタイムにはフォーデンのFKからディアスがヘディングシュートを放ったが、GK正面へ。前半はウルブスの1点リードで終了する。

マンチェスター・シティは後半の頭からヌネスに代えてオスカー・ボブを投入。前半に引き続きボールを保持して攻め込もうとするが、ウルブスの堅守に跳ね返される展開が続く。

それでも57分にボブがペナルティーエリア手前で倒されてFKを得ると、フリアン・アルバレスが見事な直接FKを叩き込み、マンチェスター・シティが58分に同点に追いつく。

そして66分、マンチェスター・シティのCKの場面から試合は大きく動いた。ショートコーナーの流れからボブがクロスを入れ、フィル・フォーデンが逆サイドで合わせるが、クレイグ・ドーソンがゴールライン上でクリア。こぼれ球を拾ったアカンジのシュートはGKジョゼ・サがファインセーブを見せる。これがウルブスのボールになると、右サイドを攻め上がったネルソン・セメドに縦パスが通りチャンスに。クーニャのクロスはアカンジがクリアしたが、走り込んだファン・ヒチャンがシュート。ルベン・ディアスに当たったこぼれ球をクーニャが拾ってファン・ヒチャンに戻すと、韓国代表FWは丁寧に流し込み、ウルブスが再びリードを奪った。

マンチェスター・シティはアケに代えてジャック・グリーリッシュを入れ、3バックにして攻勢を強めようとするが、ウルブスは全員が自陣に下がり、集中力を高めて対応。6分間のアディショナルタイムも守り抜き、ウルブスが首位チームから大きな勝利を挙げた。マンチェスター・シティは連勝が6でストップし、今シーズン初黒星を喫した。

次節、ウルブスはホームでアストンヴィラと、マンチェスター・シティはアウェーでアーセナルと対戦する。
 

◉試合結果

ウルブス 2-1 マンチェスター・シティ

1-0 13分 OG(ウルブス)
1-1 58分 フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)
2-1 66分 ファン・ヒチャン(ウルブス)

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