アーセナル、賭博規則違反により長期出場停止中のFWトニーに関心か

写真:長期出場停止中のトニー

イギリス『デイリーメール』電子版によると、アーセナルがブレントフォードに所属するイングランド代表FWアイヴァン・トニーへの関心を寄せているという。

トニーは昨シーズンのプレミアリーグで20ゴールを記録するなど高い得点力を持つストライカーだが、賭博規則違反によりイングランドサッカー協会から8カ月間の活動禁止などの処分が下された。現在はチームの全体トレーニングには参加しているものの試合には出場できず、スタンドから観戦される姿が目撃されている。

この処分が終わる2024年1月16日から戦列に復帰できるとされているが、そのタイミングでは冬の移籍マーケットが開いている。ブレントフォードはトニーの売却に前向きな姿勢を見せているとされており、6000万ポンド(約108億9480万円)程度の金額を提示されれば交渉に応じるようだ。

そんなトニーに対してはチェルシーも関心を示しているとされているが、ここにきてアーセナルも関心を示し始めているという。

アーセナルではブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスとイングランド代表FWエディ・エンケティアがセンターフォワードを務めているが、リーグ戦でジェズスは1ゴール、エンケティアは2ゴールとゴール前で苦戦が続いている。第6節トッテナム戦が2-2の引き分けに終わって5位に後退したこともあり、タイトル争い、そして来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得争いで結果を残すためにも、得点力の高いストライカーの獲得を目指しているという。

ミケル・アルテタ監督もかねてからフィジカル的な特徴を備え、実績も残しているストライカーの獲得を希望しているとされており、トニーはこの条件に当てはまる選手と言える。

ブレントフォードからアーセナルへは今夏、スペイン代表GKダビド・ラヤが期限付き移籍しており、両クラブの関係性は悪くはないと見られている。

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