来場者2万人を突破 金沢21美の香取慎吾展

香取さんが金沢展でノドグロや鼓門などを描き足した作品(右)を楽しむ来場者=金沢21世紀美術館

  ●会期折り返し、熱気続く

 金沢21世紀美術館で開かれている俳優・タレントの香取慎吾さんによる個展は30日、会期折り返しの週末を迎えた。開幕当初からの熱気は途切れることなく、この日も多くのファンや親子連れが香取さんの独創的なアートを満喫し、累計の来場者数は2万人を突破した。

 北陸初開催の個展は、香取さんが長年描きためた作品から厳選した約200点を「光」と「闇」のテーマに分けて展示した。初日の9月16日には開場前に約1千人が並ぶ人気ぶりで、来場者数は同23日に1万人を超えた後も、変わらぬペースで推移している。

 2万人目となった金沢市の会社員山名千夏子さん(49)と長女の杏果さん(15)には金沢展オリジナルグッズが贈られた。昔からSMAPや香取さんが好きという山名さんは「香取さんの個展が地元で開かれるということで楽しみにして来た。節目の来場者になってびっくりした」と笑顔を見せた。

 来場者は、香取さんが会場を訪れた際にファンの前でノドグロや鼓門などを描き足した作品や、金沢展で初展示されたSMAPのメンバーカラー5色で構成した「推し活」などを楽しんだ。

 この日から香取さんのイメージ写真があしらわれた入場チケットのカラーが変わり、装いを新たにしたチケットを手にして喜ぶリピーターの姿も見られた。

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