九州高校野球長崎県大会 対馬・上対馬・壱岐商 連合チームなど8強入り

 第153回九州地区高校野球長崎県大会第5日は9月30日、長崎市の県営ビッグNスタジアムなどで3回戦4試合が行われ、対馬・上対馬・壱岐商が延長十回タイブレークの末、猶興館に8-7でサヨナラ勝ちし、主要県大会で連合チーム初の8強入りを果たした。
 猶興館-対馬・上対馬・壱岐商は両チーム2桁安打の乱打戦。連合チームが七回に7-2とリードを広げたが、猶興館が八回に2点、九回に3点を奪って追いついた。無死一、二塁制のタイブレークは連合チームが表の守備を無失点でしのぐと、その裏、犠打と申告敬遠で塁を埋めた後、2死フルカウントから押し出し四球で決勝点を挙げた。
 連合チームを巡っては2012年、日本高野連がそれまで学校の統廃合などに限って認めていた出場条件を緩和。部員不足(8人以下)の複数の高校がチームを組んで地方大会や全国大会に出られるようになった。近年は県内でも増加傾向で、1、2年生で競う今大会は4チーム(計15校)が出場している。
 このほか、大崎、長崎日大、瓊浦が準々決勝へ進出。第6日は10月1日、ビッグNなどで3回戦残り4試合を実施する。

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