プレミアリーグで活躍を続けるブライトンの日本代表FW三笘薫。
Transfermarktによる市場価値は日本人トップの3200万ユーロ(50億円)だ。
彼は1997年生まれの26歳だが、同世代で最も価値のあるスターを調べてみた。
ラウタロ・マルティネス
市場価値:8500万ユーロ(134.2億円)
インテル所属、アルゼンチン代表FW、1997年8月22日生まれ
身長は175cmほどだが、“エルトロ(牡牛)”の異名で呼ばれるように闘争心とアグレッシブさが売りのストライカー。高い身体能力と得点能力が武器だが、チームのために働ける利他性も兼ね備える。
元選手だった父親はサイドバックで、幼い頃のラウタロもリベロとしてプレーするのが好きだったそう。その後、スピードを評価したコーチがウィングにコンバートし、ラシンでセンターフォワードになった。
幼少期にはストリートで兄との1vs1の死闘をして技術を磨いたとか。また、支えてくれた両親にも感謝しているそう。
ちなみに、左手首には、ニックネームでもある牡牛のタトゥーを彫っている。
ラシンでは32番でデビューした後に10番に変更すると、インテルでも10番を背負っている。イタリア移籍時は20歳だったが、「10番を背負うことに特別なプレッシャーはない」と豪語していた。
クリストフェル・エンクンク
市場価値:8000万ユーロ(126.3億円)
チェルシー所属、フランス代表FW、1997年11月14日生まれ
ゲームメイクもできればストライカー顔負けの決定力も見せる万能型アタッカー。
「ニセ9番」の役割で輝きを放つ彼はもとはBox to Boxな8番タイプのMFだったが、いまやストライカー並の嗅覚も備えている。2021-22シーズンにはRBライプツィヒで20ゴールを叩き出し、ドイツの年間MVPも受賞した。
もとはPSGの下部組織で育成された選手であり、10代後半になって背丈は伸びたものの、それまでは非常に小柄だった(現在も178cmほど)。
そのPSGではズラタン・イブラヒモヴィッチらから練習での姿勢を学び、ライプツィヒではユリアン・ナーゲルスマン監督から細かなポジショニングの指導を受けて選手として飛躍。ライプツィヒ時代の同僚は、どんな練習でも絶対に手を抜かなかったと話している。
8月のプレシーズンマッチで負傷した膝を手術したため、今季はまだプレーしていない(背番号は18番に変更)。
マーカス・ラッシュフォード
市場価値:8000万ユーロ(126.3億円)
マンチェスター・ユナイテッド所属、イングランド代表FW、1997年10月31日生まれ
ユナイテッドの生え抜きとして10番を背負う秀英アタッカー。
卓越したスピードを持つが、5歳当時に入団した地元クラブのコーチは「超人的なスピード。鳩を捕まえることができた」と話しており、幼少期からずば抜けた速さを持っていた。本人によると、15~16歳当時の100メートル走のタイムは11.4秒ほどだったそう。
母メラニーさんが5人兄弟をひとりで養うという家庭環境で育ったこともあり、事前活動にも積極的に取り組んでいる。
新型コロナウイルスによる学校閉鎖で無償の給食にありつけない英国の子供たちのためにチャリティ団体とともに25億円分の食料を確保したことで、大英帝国勲章を授与された。
ルベン・ディアス
市場価値:8000万ユーロ(126.3億円)
マンチェスター・シティ所属、ポルトガル代表DF、1997年5月14日生まれ
2020年にシティに加入した際はそれほど有名ではなかったが、1年目から驚異的な活躍を見せたセンターバック。
大柄な体格ながら、守備だけでなく足元の技術にも優れるなど完成されている。安定感あるプレー面だけでなく、自他ともに認めるパーソナリティの強さも持つ。
ベルナルド・シウヴァも「ルベンはとても強いキャラクターとパーソナリティを持った選手だ。競争力、キャラクター、野心、勝ちへの意欲、そして、リーダーシップをチームにもたらした」と賞賛。実際、シティ加入2年目のキャプテン投票でいきなり3位になったほど。
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そして、ジョゼップ・グアルディオラ監督も「ルベンは自分のためだけにプレーしているわけではない。みんなのためにプレーしている。多くの問題を解決する能力がある。彼の性格は非常に重要。あのリーダーシップはすごい、プレーしていない時さえもね。プレーしていなくても同じように振る舞う。それはキャプテンになるにふさわしいものだ。あの性格は本当に重要」とヴァンサン・コンパニのようなキャプテンシーを持っていると激賞している。