【スプリンターズS】ソダシの全妹、ママコチャがG1初制覇

10月1日、中山11Rで行われた第57回スプリンターズステークス(3歳上オープン・G1・芝1200m・16頭立て・1着賞金=1億7000万円)は、川田将雅騎乗3番人気、ママコチャ(牝4・栗東・池江泰寿)が勝利し、スプリント重賞2度目の挑戦にしてG1初制覇を飾った。勝ちタイムは1分08秒0(良)。

2着に6番人気のマッドクール(牡4・栗東・池添学)、3着に1番人気のナムラクレア(牝4・栗東・長谷川浩大)が入った。

ソダシの全妹

前走の北九州記念でスプリント重賞に初参戦し2着。短距離路線に舵を切って、見事にその判断がハマった。2度目のスプリント重賞挑戦でのG1初制覇。短距離適性が高く、歴戦の強豪古馬勢を力でねじ伏せた。直線では早めに抜け出しを図り、ゴール前で内から来たマッドクールとの大接戦に。完全に並んだ馬体だったが、僅かハナ差でママコチャに軍配が上がった。また、同馬は白毛馬のヒロイン、ソダシの全妹という良血。殊勲の川田将雅騎手は「最後は際どくなりましたので、なんとか粘ってくれと思いながら、無事に勝ち切ってくれました」と安堵の様子で、喜びの声を届けた。

スプリンターズステークスを勝ったママコチャは、父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は13戦6勝。重賞は初制覇。鞍上の川田将雅騎手、管理する池江泰寿調教師は共に同レース2勝目。

© 株式会社競馬のおはなし