残留争い中のいわきが首位・町田から金星! 長崎に勝利の磐田は2位奪還、下位同士の直接対決制した山口は残留へ大きく傾く【明治安田J2第37節】

1日、明治安田生命J2リーグ第37節の7試合が各地で行われた。

リーグ優勝へと向かう首位・FC町田ゼルビア(勝ち点71)は、降格圏から離れたい19位・いわきFC(勝ち点40)をホームに迎えた。

先制したのはいわき。31分、ボックス手前中央で得たFKを山下優人が左足で決めた。さらに41分、谷村海那がボックス手前からミドルシュートを決め、いわきが追加点。後半開始直後にも遠藤凌のゴールが決まり、試合の大勢決まる。

しかし、町田もこのままでは終わらず、51分にCKからチャン・ミンギュがゴールを決め1点を返すと、85分にはミッチェル・デュークが追加点を奪い1点差まで詰め寄ったが、反撃はここまで。町田が3試合ぶりの黒星で足踏みした一方、いわきは残留が近づく大きな勝ち点「3」を手にした。

前日に清水エスパルスが敗れたため、勝てば2位奪回の可能性がある3位・ジュビロ磐田(勝ち点62)は6位につけるV・ファーレン長崎(勝ち点55)との上位対決に臨んだ。

試合が動いたのは34分。前線にロングボールが送られるとこれに反応したのは山田大記。ボックス右で相手を背負いながら右足でボレーシュートを放ち、磐田に先制点をもたらした。

1-0で試合を折り返すと、その後もスコアは動くことなく試合終了。3試合ぶりの勝利で勝ち点を「65」に伸ばした磐田が2位に浮上し、長崎は2連敗となった。

20位・レノファ山口FC(勝ち点39)のホームでは、残留を争う21位・ツエーゲン金沢(勝ち点33)との直接対決が行われた。

試合はキム・ボムヨンと梅木翼のゴールで山口が2点を先行する展開となるも、後半の立ち上がりに加藤潤也がゴールを奪い、金沢が1点を返す。しかし、その7分後に再び梅木がゴールを決めスコアは3-1に。77分には加藤の2点目が決まるシーソーゲームとなるが、リードする山口がそのまま逃げ切りに成功。2連勝を達成し、降格圏に沈む金沢との勝ち点差を「9」に広げた。

その他、4位・東京ヴェルディ(勝ち点61)は10位・ザスパクサツ群馬(勝ち点52)とのアウェイゲームをゴールレスドローで終え、5位・ジェフユナイテッド千葉(勝ち点57)は7位・ファジアーノ岡山(勝ち点54)に5発大勝。この結果、東京Vと千葉の勝ち点差が「2」に縮まっている。

◆明治安田生命J2リーグ第37節
10月1日(日)
FC町田ゼルビア 2-3 いわきFC
栃木SC 1-2 ブラウブリッツ秋田
モンテディオ山形 0-1 徳島ヴォルティス
レノファ山口FC 3-2 ツエーゲン金沢
ジュビロ磐田 1-0 V・ファーレン長崎
ファジアーノ岡山 0-5 ジェフユナイテッド千葉
ザスパクサツ群馬 0-0 東京ヴェルディ

9月30日(土)
藤枝MYFC 2-0 清水エスパルス
ベガルタ仙台 1-0 ロアッソ熊本
ヴァンフォーレ甲府 2-1 水戸ホーリーホック
大分トリニータ 0-1 大宮アルディージャ

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