【ダービーグランプリ】御神本「なんとか凌いでくれて感謝しかありません」ミックファイア連勝を7に伸ばす

10月1日、盛岡競馬場で行われた第11R・ダービーグランプリは、無敗の三冠馬、ミックファイアが断然の支持に応えて勝利した。勝負どころではやや手応え劣勢にも見えたが、ここでは地力が違い、直線で力強く抜け出した。

ダービーグランプリ、勝利ジョッキーコメント
1着 ミックファイア
御神本訓史騎手
「ちょっと負けられない一戦だったので、ホッとしました。舞台も違うんですが、不安要素がね、やっぱり長距離の輸送と、初めてのコースと、左回りと、沢山あったので、なんとか乗り切ってほしいなという思いと、負けられないなっていう一戦だったので、すごくプレッシャーもありましたが、ミックファイアが無事走りきってくれたので良かったと思っています。枠順を見て、どこからでも競馬していいなと思ってたんですけども、内の方であまり出て行く馬もいなかったので、流れに任せながら、ハナに誘導しました。マンダリンヒーローが向こう正面早めに来たので、ちょっと早いなと思ったんですけども、4コーナー回って、追って、しっかり反応あれば負けないと思ったんですが、追ってしっかり反応してくれたので、なんとか勝つことが出来ましたし、ミックファイアに感謝しかありません。本当に最後凌いでくれましたし、後ろには北海道3冠馬のベルビットもいましたが、本当になんとか凌いでくれて、厩舎関係者とミックファイアには感謝しかありません。無事に輸送や左回りもこなしてくれたので、選択肢は広がると思うんですが、まだまだ古馬との壁は厚いと思っていますので、しっかり力をつけて、いずれはその舞台でしっかり戦えるように成長していってほしいと思っています。今日は最後のダービーグランプリ、そしてミックファイアの応援ありがとうございました。自分もダービーグランプリは何度か挑戦させていただいてるんですが、初めて勝つことができましたし、この先もミックファイアはどんどん力をつけていって、まだまだ素敵な夢を見れることを信じて頑張っていきますので、皆さんもこれからも応援よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

1日、盛岡競馬場で行われた11R・ダービーグランプリ(M1・3歳・ダ2000m)は、御神本訓史騎乗の1番人気、ミックファイア(牡3・大井・渡邉和雄)が勝利した。1.1/2馬身差の2着に3番人気のマンダリンヒーロー(牡3・大井・藤田輝信)、3着に2番人気のベルピット(牡3・北海道・角川秀樹)が入った。勝ちタイムは2:03.0(不良)。

断然の支持に応える

ダービーグランプリ 口取り (C)岩手県競馬組合

単勝1.1倍、断然の1番人気に支持された御神本訓史騎乗のミックファイアが秋初戦を勝利した。少頭数7番大外からスタートしたミックファイアはスピードに乗ってハナへ。それをマークするようにマンダリンヒーローが続いた。1馬身ほどのリードを保って向こう正面を迎えると、勝負どころでは早々に手が動く展開に。マンダリンヒーローの厳しいマークを受けながら、3、4コーナーでは一旦前に出られたかと思われた。手応え劣勢で直線を迎えたが、そこからは三冠馬の意地を見せ、ゴール前ではグイッとひと伸び、2着以下を突き放して押し切った。ミックファイアは春の羽田盃、東京ダービー、夏のジャパンダートダービーを制して南関東無敗の三冠を達成しており、ここが休養明け初戦だった。

ミックファイア 7戦7勝
(牡3・大井・渡邉和雄)
父:シニスターミニスター
母:マリアージュ
母父:ブライアンズタイム
馬主:星加浩一
生産者:高橋フアーム

【全着順】
1着 ミックファイア 御神本訓史
2着 マンダリンヒーロー 吉原寛人
3着 ベルピット 桑村真明
4着 サベージ 石崎駿
5着 ニシケンボブ 高松亮
6着 タイガーチャージ 達城龍次
7着 ルーンファクター 坂口裕一

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