シンガポールの不動産開発大手シティー・デベロップメンツ(CDL)は、東京で集合住宅25件の権益を取得した。同社が東京の賃貸住宅に投資するのは初となる。
取得したのはカナダ系不動産投資会社ベントール・グリーンオーク(BGO)の子会社が保有していた港区、品川区、江東区など23区内にある物件(総戸数836戸)の権益だ。
シティー・デベロップメンツが投資する日本の民間賃貸住宅は、今回の取引で東京、大阪、横浜の38物件(総戸数2,100戸超)となった。総資産価値は700億円を超える。
同社は日本の景気回復、賃上げなどによって民間賃貸住宅の需要が増えると予想。日本の低金利も追い風に、新たな投資を決めた。