●旧上条小周辺などで実施
富山市総合防災訓練は1日、同市水橋石割の旧上条小などで行われ、警察や消防、企業など37機関約450人が災害対応や備えに理解を深めた。
午前8時半ごろに呉羽山断層帯を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生し、同市石坂で震度6強を観測、水橋地域で建物の倒壊などが起きたとの想定で行われた。
旧上条小グラウンドでは、人命救助に関する訓練が繰り広げられた。飛行するドローンで被災地の情報を収集し、消防隊や救急隊、自衛隊が安全を確認しながら倒壊した建物からけが人を担架で運び出した。消防団員は倒木をチェーンソーで切ったり、滑車で持ち上げたりする技術を披露した。救護所では医療関係者が搬送や治療の優先順位を決めるトリアージに取り組んだ。
●県立中央病院も訓練
県立中央病院で1日、災害対応訓練が行われ、職員約200人が大地震を想定し、トリアージの訓練に取り組んだ。