うちの子になっていいよ…突然現れた子猫が家猫になるまでの歩みに『びっくりするくらい自然と家猫になってる』『猫にベタ惚れなのが微笑ましい』と大絶賛!

古民家で暮らす飼い主さんの前に突然現れた1匹の子猫。野良猫らしい警戒心を見せる子猫に対し、飼い主さんは焦らずにゆっくりと迎え入れていきます。

飼い主さんと野良の子猫が少しずつ距離を縮める様子を記録した投稿動画は、YouTubeで416万回以上再生され、2300件以上のコメントも寄せられています!

うちで暮らしてみない?野良の子猫が家猫になるまで

冬も間近になり、寒さも感じられるようになったある日、古民家で暮らす飼い主さんが窓から小鳥を眺めていると、茶白柄の1匹の子猫がいることに気づきました。

まるでにらむような目で見つめてきた子猫は、翌日も、翌々日も、何日も続けて飼い主さんが暮らす古民家の前に現れます。

何かを訴えるような目で見つめる子猫

はじめのうちは「家の中を物色する気かな?」と困った飼い主さんでしたが、だんだんと大胆に家の中を探るような視線も見せ始めた子猫に、「ここまでくると住んでもらってもいいのだけど…」とも考えるようになりました。

しかし、子猫と言えど野良猫ならではの警戒心はしっかりと持っているため、飼い主さんが近づくと逃げてしまいます。

そこで、家の中に入りたいのなら…と、子猫の出入りを遮っている戸口のすだれを開放し、しばらく様子を見てみることにしました。

いつでも入れるけど、どうする?

子猫は家の中に入りたい欲求と警戒心の狭間で少し悩んだ様子を見せたものの、慎重に1歩前進し、やがて室内の奥の方まで入り、体を丸めてうたた寝するようになります。

しかし、この頃はまだ警戒心は解けきれておらず、いつでも飛び出して逃げられる位置を確保していました。

飼い主さんは次のステップとして、子猫がくつろぐ場所になるようタオルを敷いてあげたり、猫用の液状おやつを手からあげてみたりと、距離を縮める工夫を1つ1つ進めていきます。

すると、子猫の気持ちを尊重しながら向き合っていたおかげか、飼い主さんの前でも子猫は随分とリラックスした姿を見せてくれるようになりました。肌寒さを感じる季節だからか、ストーブをつけてあげるとその前を陣取って眠り、ご満悦なようです。

ストーブの暖かさが気持ちいい…

そうするうちに、これまでにはなかった行動も見られるようになります。

飼い主さんを前に、ニャーと鳴きながら何かを訴えかける子猫。鳴き声を発することはほとんどなかったのですが、自分からコミュニケーションしようとするのは、新しい反応でした。

何を伝えたいのかな?

飼い主さんの古民家で過ごすことにも慣れ、やがては2階がお気に入りの場所になりましたが、近づくとまだ威嚇されてしまいます。

もう少し心を許してもらおうと次の手段を考えた飼い主さんは、猫じゃらしのおもちゃを使って子猫を誘ってみることにしました。

最初は反応が薄く、いまいちだったのかな?とも思われましたが、動くものに反応しやすい猫の本能を上手に刺激できたようで、楽しく遊び始めます。

なにこれ楽しいニャ!!

この時、猫じゃらしに夢中になっている子猫を膝の上に誘導することで、初めて体をなでることに成功したのでした。

どさくさに紛れてとは言っても、「なでられることは嫌なことじゃない」と伝えられたことは子猫にとって良かったようで、ここからどんどん距離が縮まっていくことになります。

また、子猫専用の暖かいベッドを用意してあげると、家の中のお気に入りの居場所になったようです。

ふわふわのベッドが気持ちいいね

そして、猫じゃらしでつらなくても、子猫は飼い主さんの膝の上に乗って、甘えてくれるようになりました。もうどさくさに紛れて…という方法を取らなくても、なでられることを喜んでくれます。

子猫の手元を見てみると、飼い主さんの体をふみふみして、母猫に甘える子猫の仕草も見せていました。

これが、飼い主さんにとっては、「ようやく心を許してくれた」と実感できる出来事でした。

膝の上で甘えるようになった子猫

外では雪が降り始め、寒さも厳しくなる前にお家に迎え入れることができ、一安心だった飼い主さん。暖かいねぐらがない状態で、子猫が1匹で冬を越せたかはわかりません。

家猫の証とも言える首輪もつけてみたところ、はじめは戸惑っている様子だった子猫でしたが、おもちゃで遊んでもらっているうちにつけたことも忘れ、徐々に慣れていきます。

首輪はお家の子になった証

また、完全に室内猫にしてからしばらはくは外が恋しそうな様子も見せましたが、飼い主さんへの信頼は揺らぐことなく、姿を見つけると体を擦り付けながら甘えにきてくれました。

はじめて姿を現した頃には考えられなかったリラックスの大あくびも、今なら飼い主さんの前で大胆に見せてくれます。

時が経つにつれ体も少しずつ大きくなり、家猫修行を続けるうちに、飼い主さんの前でゴロンと寝転がって伸びをしたり、足にしがみついてじっと見つめてみたり…。飼い主さんと猫さんの間には、少しずつ重ねてきた時間の分の絆がしっかりと実を結んでいました。

飼い主さんへの信頼の視線

そして子猫が成猫になる頃には、あんなに小さかった体もこの通り!

すっかり大きくなった猫さん

飼い主さんが思わず「その体型…安心しすぎじゃないのか?」と微笑んでしまうくらいの立派な体格を持ち、家猫らしくドンと安心して寝転ぶ猫さんがいたのでした。

猫さんが家猫になるまでの1年をまとめたこの投稿には、『にゃんこの表情が日に日に変化してるのがすごい!』『無理に近づこうとせずに、猫ちゃんの気持ちを尊重してあげようという主さんの気持ちが伝わってきて素晴らしい』といった称賛のコメントが寄せられました。

また、『主さんが猫じゃらしやチュールや、暖かい猫の寝床を買ったりする度に猫ちゃんにベタ惚れなのが分かり微笑ましかった』『警戒しながらも新しく増えるアイテムをちゃんと使う図々しさが愛おしい』など、飼い主さんと猫さんにほっこりしたという人も多かったようです。

今ではすっかり家猫修行も進んだ猫さんと飼い主さんのクスッと笑える日常の様子は、他の投稿でもご覧いただけます!ぜひチェックしてみてくださいね。

猫さん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!

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