大谷が本塁打王、日本勢初 6年目で初タイトル

米大リーグ、ロッキーズ戦で日米通算200本塁打となる25号ソロを放ったエンゼルスの大谷翔平=6月、デンバー(共同)

 【アナハイム共同】米大リーグで1日、アメリカン・リーグのレギュラーシーズンが終了し、エンゼルスの大谷翔平(29)が44本塁打で1位となり、日本選手初の本塁打王を獲得した。大谷は「大リーグでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり光栄なこと。チームメート、ファンに感謝します」との談話を発表した。

 9月3日の出場を最後に右肘手術を受けて今季を終えていたが、2位のガルシア(レンジャーズ)に5本差をつけ、メジャー6年目で投打通じて初タイトルを手にした。日本勢が打撃部門の主要タイトルを獲得したのは、2004年に2度目の首位打者となったイチロー(マリナーズ)以来。

 日本代表を優勝に導いた3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に始まり、開幕から投打「二刀流」で活躍。6月は球団と日本選手の月間最多記録となる15本塁打を放ち、9本塁打をマークした7月と2カ月連続でア・リーグ野手部門の月間最優秀選手(MVP)に輝いた。

8月23日、レッズとのダブルヘッダー第1試合で44号2ランを放つエンゼルス・大谷=アナハイム(ゲッティ=共同)

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