イチローらに続くタイトル 投手は野茂とダルビッシュ

米大リーグ、レギュラーシーズンの最終戦となるアスレチックス戦のベンチで笑顔を見せるエンゼルスの大谷翔平(右)。日本選手初の本塁打王を獲得した=1日、アナハイム(共同)

 米大リーグではマリナーズなどでプレーしたイチローらがライバルたちとタイトル争いを繰り広げ、栄光を勝ち取ってきた。大谷も日本勢の戴冠に続いた。

 野手ではイチローが、メジャー1年目の2001年に打率3割5分でア・リーグの首位打者を獲得。56盗塁もアで最多となり、オフの表彰ではMVPと最優秀新人を同時受賞する離れ業だった。年間最多安打のメジャー記録を塗り替える262本を放った04年も、打率3割7分2厘で2度目の首位打者に輝いた。

 投手では日本選手が活躍する礎を築いた野茂英雄が、ドジャースのルーキーだった1995年に、236個でナ・リーグの最多奪三振を獲得。ア・リーグのレッドソックスに移った2001年も220奪三振でトップとなり、両リーグでタイトルを手にした。

 現役ではパドレスに所属するダルビッシュ有が、レンジャーズ時代の13年に277個で最多奪三振を受賞。カブスでプレーした20年は、新型コロナの影響で60試合制に短縮されたシーズンでナ・リーグ最多の8勝を挙げ、日本選手で初めて最多勝の栄誉に輝いた。

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