ハウステンボス新社長に髙村氏選任 運営体制強化へ

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)は1日、臨時株主総会と取締役会を開き、新たな代表取締役社長にオリエンタルランド(千葉県浦安市)の幹部だった髙村耕太郎氏(50)を選任した。社長を務めていた坂口克彦氏(68)は取締役から外れ、会長に就いた。
 髙村氏は1998年、東京ディズニーランド(TDL)などのテーマパーク事業を経営、運営するオリエンタルランドに入社。執行役員経営戦略本部副本部長を務めるなどの実績を持つ。同社を9月30日付で退任した。
 HTBは「今後の中長期的な成長に向けて、運営体制を強化するため、テーマパーク運営経験のある取締役を迎えて、さらなる魅力向上・運営効率を目指す」としている。坂口氏はゲストエクスペリエンス室で、執行役員として経営に携わる。
 HTBは昨年9月30日、アジア最大級の投資会社「PAG」の傘下に入った。数年間で数百億円を投資し、新たなアトラクションを開発するなどの成長戦略を示している。

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