宝塚歌劇宙組、8日まで公演中止 団員死亡受け 理事長「専門家入れ、生徒に寄り添う」

宝塚大劇場=宝塚市栄町1

 宝塚歌劇団員が死亡したことを受け、2日、同団の木場健之理事長が公式ホームページでコメントした。また8日までの宝塚大劇場宙(そら)組公演の中止も発表した。

 木場理事長は「生徒の急逝につきまして、心より哀悼の意を表するとともに、お客様にはご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます」とし、「生徒の体調も含めた安全を第一に考え、それらを確認したうえで今後の対応を考えていきたいと思っています。そのため、専門家にも入っていただき、一人ひとりの心のケアなどにも時間をかけ、生徒の心情に寄り添ってまいります」とした。

 9月30日朝に兵庫県宝塚市内のマンション敷地内に同団所属の女性(25)が倒れているのが見つかり、飛び降りた可能性もあると見られている。

 歌劇団は10月1日、「複数の出演者の体調不良」を理由に、同日の宝塚大劇場宙組公演「PAGAD(パガド)」「Sky Fantasy!」を中止。公演はさらに8日まで中止(9日は休演日)し、10日以降については8日に発表するとしている。

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