香川県 災害死者の情報を家族などの同意を得て公表へ 氏名や住所など…公表基準を改訂

香川県は、地震や水害などの災害による死者の氏名などの情報について、家族などの同意があれば公表するという基準を定め、9月29日から運用を始めました。

住民基本台帳の閲覧制限がなく、家族などの同意があることが条件で、原則として氏名、住所(大字まで)、年齢、性別を県のホームページ、および報道機関への資料提供を通じて公表します。
住基台帳の閲覧制限がある人や家族などの同意が得られなかった場合は、年代や性別など個人が特定できない範囲で公表します。

香川県は2023年5月、国の指針に沿って、災害発生時の「安否不明者」については、家族などの同意がなくても氏名や年齢などを公表するよう定めましたが、死者については規定していませんでした。

香川県は今回の公表基準の改訂により、家族や知人などの安否情報を求める人が災害現場を訪れ、二次災害に遭ったり救助・復旧活動に支障が出たりすることを防ぎたいとしています。

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