チルウェル負傷で出番増加も? 新鋭マートセンの契約延長交渉が進行中

[写真:Getty Images]

チェルシーとオランダ代表DFイアン・マートセン(21)の契約延長交渉が続いているようだ。

16歳からチェルシー所属のマートセン。武者修行先のバーンリーでハイパフォーマンスを披露して帰還した今夏、プレシーズンでマウリシオ・ポチェッティーノ新監督に好印象を与え、今季ここまで公式戦6試合で起用されている。

さらに9月はオランダ代表初招集とぐんぐん頭角を現す21歳だが、チェルシーとの契約は2024年6月まで。ここ最近は契約延長交渉が完全停滞していること、今夏にバーンリーへの完全移籍でクラブ間合意がありながらもマートセン本人の固辞によって実現しなかったことが明らかにされていた。

それでも、延長交渉は現在も進行中。イギリス『フットボール・インサイダー』によると、今ではチェルシー側もあらゆるポジションをカバーできる多彩なレフティーを守り抜く方針に転換しているという。

その進捗状況はわかっていないものの、チェルシーはマートセンの本職とする左サイドバックが不安定。指揮官がDFマルク・ククレジャに今季一度もリーグ戦の出場機会を与えていないなか、1番手のDFベン・チルウェルがハムストリング負傷で離脱に。マートセンの出番増加が見込まれている。

バーンリーが完全移籍での獲得を諦めていない一方、マンチェスター・シティも関心を寄せると報じられているマートセン。チェルシーが協議を進める裏で、多くのクラブがその動向を追っている。

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