3年連続の川崎Fとの対戦に「十分理解している」と語るホン・ミョンボ監督、蔚山現代も連勝を目指す「中盤の戦いが重要」

かつてはJリーグでもプレーし久々に来日したホン・ミョンボ監督[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

2日、蔚山現代(韓国)のホン・ミョンボ監督が川崎フロンターレ戦に向けて意気込みを語った。

Kリーグ1の王者として11回目のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に臨んでいる蔚山。初戦はホームにBGパトゥム・ユナイテッドを迎え、3-1で勝利を収めた。

ハンガリー代表FWマルティン・アダムのハットトリックで快勝した蔚山。直近のリーグ戦では同じくACLに出場している浦項スティーラースと対戦し、0-0のゴールレスドローに終わっていた。

リーグで首位に立つ中、3年連続で川崎Fとの対戦に。ホン・ミョンボ監督は前日会見で意気込みを語った。

「ACLは今回2試合目になるが、シーズンは終わりに近づいていて、ACLはここから始まっていく」

「選手たちのコンディションの部分は調整が難しくなるが、良い準備をして臨みたいと思う」

中2日で移動も含めて戦う蔚山。3年連続の対戦となる川崎Fについて、ホン・ミョンボ監督は印象を口にし、強いチームだと語った。

「川崎フロンターレとは3年間ずっと対戦している。サッカーのスタイルは私も選手たちも十分理解している」

「リーグでは川崎が調子が良くないようだが、結果を出しており、十分に強いチームだと認識している。素晴らしい選手も輩出しているチームだ」

「準備が大事になる。特に中盤の戦いにおいては、その勝敗が試合に凄く影響すると思う」

現役時代はベルマーレ平塚(現:湘南ベルマーレ)、柏レイソルでもプレーし、日本にも縁があるホン・ミョンボ監督。この2年は集中開催でもあったために久々の来日は良い印象のようだ。

「コロナが明けて久しぶりの来日になる。リーグ戦が終わり、すぐに移動してきたが、近くの日本であることというのは良かったと思っている」

「ただ、中2日での試合になるので、コンディション調整において影響はあると思うが、それでも気候は韓国とあまり変わらず、食事も美味しく過ごしている。中2日の試合なので、早く回復して準備をして臨むことが今やるべきことだと思う」

準備の大切さを口にするホン・ミョンボ監督。川崎Fの警戒する選手についても言及し、2人の外国人を挙げた。

「川崎Fは去年とあまり選手が変わらないこともある。その中で(バフェティンビ・)ゴミスとマルシーニョは注目している」

「攻撃的な選手で、その選手たちに対応することが試合に影響すると感じている」

川崎Fの攻撃陣を警戒したホン・ミョンボ監督。どういった戦いを見せるだろうか。

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