ハヴァーツ、マウント、コヴァチッチ、クリバリ…この夏にチェルシーを退団した16名の現状を一挙に紹介!

写真:新天地アル・ヒラルで初ゴールを決めたクリバリ

エクアドル代表MFモイセス・カイセドなど、高額移籍金を提示しての選手補強が話題を呼んだ今夏のチェルシー。一方で16名の選手が退団しており、彼らの現在地をイギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が紹介している。退団した16名とその現状については以下のとおりだ。

●カイ・ハヴァーツ(→アーセナル)
6500万ポンド(約118億7440万円)の移籍金でアーセナルと契約。安定感に欠くパフォーマンスにより批判も浴びたが、直近の第7節ボーンマス戦ではPKで移籍後初ゴールを決めた。

●メイソン・マウント(→マンチェスター・ユナイテッド)
最大6000万ポンド(約109億6100万円)でマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、開幕から2試合に出場したが、9月中は負傷により離脱。カラバオカップ3回戦のクリスタルパレス戦で復帰し、主力への再定着を目指す。

●マテオ・コヴァチッチ(→マンチェスター・シティ)
2500万ポンド(約45億6990万円)の移籍金で三冠王者の一員に。開幕から4試合連続で出場するなどジョゼップ・グアルディオラ監督からの信頼は厚く、そのクオリティを発揮し続けている。

●カリドゥ・クリバリ(→アル・ヒラル/サウジアラビア)
昨夏加入したものの期待に応えられず、サウジアラビアに移籍。ネイマールやルベン・ネヴェス、セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチらと同僚となり、直近のアル・シャバブ戦ではクラブ初ゴールを決めるなど2-0の勝利に貢献。チームはリーグ首位に立っている。

●クリスティアン・プリシッチ(→ミラン/イタリア)
昨シーズンの不振から一転、ミランに移籍するとイタリアでの新生活にも素早く順応。主に右ウイングとして公式戦通算8試合に出場し、3試合1アシストを記録している。

●エドゥアール・メンディ(→アル・アハリ/サウジアラビア)
アル・アハリではロベルト・フィルミーノやリヤド・マフレズとチームメートに。これまでに3度のクリーンシートを達成するなど、正守護神として存在感を発揮している。

●ルベン・ロフタス=チーク(→ミラン/イタリア)
ミランでプリシッチや2年前に移籍したフィカヨ・トモリと再会。開幕以来、すべての公式戦に出場しており、第6節カリアリ戦ではゴールを決めるなどイタリアで才能を発揮し続けている。

●エンゴロ・カンテ(→アル・イテハド/サウジアラビア)
昨シーズンはほとんど出場できなかったが、アル・イテハドでは出場可能な8試合すべてに先発出場。2-1で勝利したアル・ファテ戦では1ゴール1アシストを記録した。

●ピエール=エメリク・オーバメヤン(→マルセイユ/フランス)
フリートランスファーでマルセイユに移籍。リーグ・アンの7試合ではいまだノーゴールだが、UEFAチャンピオンズリーグ3次予選のパナシナイコス戦では2ゴールを挙げ、UEFAヨーロッパリーグのグループステージ第1節アヤックス戦でも2得点を記録するなど、欧州の舞台で強さを示している。

●ケパ・アリサバラガ(→レアル・マドリード/スペイン)
ティボー・クルトワが前十字靭帯断裂の大ケガを負ったことを受けて今シーズン限りのレンタルで移籍。これまでラ・リーガで6試合に先発出場し、そのうち3試合でクリーンシートを達成している。ただ、クルトワが復帰した場合のチーム内での立場は不透明な状況だ。

●セサル・アスピリクエタ(→アトレティコ・マドリード/スペイン)
チェルシーで11年間を過ごし、アトレティコ・マドリードにフリートランスファーで移籍。34歳という年齢もあってローテーション要員となっており、公式戦通算5試合に出場している。

●ハキム・ツィエク(→ガラタサライ/トルコ)
1月の移籍市場ではパリ・サンジェルマンへの移籍がかなわず、6月にはメディカルチェックで問題があったとしてアル・ナスル移籍が破談に。最終的にはガラタサライに期限付き移籍し、ここまで3試合で1ゴール1アシストを記録している。

●カラム・ハドソン・オドイ(→ノッティンガム・フォレスト)
チェルシーではトップチームで存在感を示すことができず、ノッティンガム・フォレストに完全移籍。第5節バーンリー戦では技ありのミドルシュートを決めるなど、新天地で才能の一端を発揮している。

●ロメル・ルカク(→ローマ/イタリア)
インテルへの完全移籍はかなわず、かつての恩師ジョゼ・モウリーニョが率いるローマにレンタル移籍。5試合で3ゴールとまずまずの成績を残しているが、チーム自体は苦戦が続いている。

●ババ・ラーマン(→PAOKテッサロニキ/ギリシャ)
7年間にわたってレンタル移籍を繰り返していたが、ついにクラブを離れる決断を下し、2021年にも在籍したPAOKに完全移籍。新天地では主力に定着し、UEFAカンファレンスリーグでの予選突破に貢献した。

●イーサン・アンパドゥ(→リーズ・ユナイテッド/2部)
ラーマン同様、レンタル移籍を繰り返した挙句に退団を決意し、700万ポンド(約12億7960万円)でリーズに移籍。中盤の主力としてチームの1部復帰に向けた奮闘を続けている。

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