広島・大竹市で大規模断水 復旧も一部の地域で影響続く

■金丸真帆リポート

「本来であれば小学生・中学生の登校時間ですが、きょうはその姿は見えません。断水の影響で休校となっています。」

大竹市教育委員会は2日、大竹小学校と大竹中学校を臨時休校とし、このほかの小・中学校も給食が提供できないとして午前中で授業を打ち切りました。

断水は1日午前4時頃、住民から「水が出ない」などと通報が相次ぎ発覚しました。

原因は、立戸2丁目の地中の水道管が破損し漏水したことでした。

その水道管とつながる貯水タンクの水位が下がったため、断水は市内の75%にあたるおよそ9000世帯に及びました。県用水を利用している玖波地区と松ケ原地区に影響はありませんでした。

水道管が修理され復旧したのは1日午後9時ごろ。市内の飲食店は2日朝から店開きの準備に追われました。

■店主

「10時過ぎに水が出たといってそれからごはん準備したりした」

「きのうは洗えなかったがきょうは洗える」

一方、2日も一部の地域ではさびで水が赤くなるなどしており、水道局が設けた給水所にはタンクを持った人たちが訪れていました。

■給水に来た女性

「(濁って)飲めない。ご飯炊いたりお茶を沸かして飲んだり、水は大事。」

大竹上下水道局は午後7時まで大竹会館とサントピアに給水所を設けますが、3日は開設の予定はないということです。また、小・中学校は3日から通常通りとなります。

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