GTワールドチャレンジ・アジアでも活躍するY’z Oneが『FUNDINNO』で株式投資型クラウドファンディングを開始

 2023年、ファナティック・GTワールドチャレンジ・アジアのジャパンカップでGT4クラスのチャンピオンを獲得するなど、BMWを使いモータースポーツシーンで活躍している兵庫県西宮市のY’z One(ワイズワン)が、全国フランチャイズ展開や中古車M&Aなどの戦略で新たな成長を目指すべく、スーパー耐久でも目に掛けるようになった『FUNDINNO(ファンディーノ)』を使って、株式投資型クラウドファンディングサービスをスタートさせると発表した。

 Y’z Oneは、兵庫県西宮市に本拠を置きBMWを中心とした中古車販売事業、さらにレースメカニックの経験ももつ1級整備士が所属する認証整備工場でのカスタムやチューニングを手がける。もともと輸入車に強みをもっていたが、2015年からBMW専門店へ業態をシフト。200万円台のエントリーモデルから1000万円を超えるハイエンドの車両まで、専門店の強みを活かした品揃えで、ニーズに応えてきている。

 さらに、今後の柱として注力しているのがレンタカー事業だ。損保会社に交通事故代車としての提供したり、法人向けに月単位で貸し出すなどの事業を行ったりと展開を進めている。

 そして、Y’z Oneが強みとするのがモータースポーツ活動。BMWオフォシャルレーシングチームを運営し、今季はBMW M4 GT4をアジアで初めて投入しGTワールドチャレンジ・アジアに挑戦、チャンピオンを獲得。チーム運営で技術力・開発力の蓄積とブランディングを実現し、さらにY’z One独自の取り組みとして、ドイツのメーカーとBMW専用パーツの共同開発を行ってきた。

 またモータースポーツ活動では、世界でわずか15人しかいないBMW M モータースポーツのエンジニアからサポートも受けながら活動。レースに参戦することで培ってきたノウハウにより、乗り心地の追求や迅速な整備テクニック、開発力などを向上させることができているという。またこういった取り組みでファンを増やし、Y’z Oneの取り組みに対しての認知度向上に繋がっている。

 そんなY’z Oneが、さらなる成長とIPOを目指して、株式投資型クラウドファンディングを開始することになった。プラットフォームとなるのは、今季スーパー耐久に参戦するAudi Team Hitotsuyamaをサポートし、モータースポーツ界でもその知名度が向上している『FUNDINNO(ファンディーノ)』だ。

 ファンディーノは、株式投資型クラウドファンディングとしては国内シェアナンバーワンを誇るプラットフォーム。未上場のベンチャー企業に約10万円と少額から投資ができ、通常のクラウドファンディングと異なり、株式がリターンとなる。

 奇しくもどちらもモータースポーツ界に関連するふたつの企業が関連するプロジェクトであり、ぜひ注目したいところだろう。Y’z Oneは今回のプロジェクトを通じて資金調達により資本力の充実を図り、事業の成長に繋げていく。募集期間は2023年10月2日〜2023年10月16日、上限とする募集額は49,995,000円(1口10万、1人5口まで)だ。

 Y’z Oneでは「今後はフランチャイズを全国展開し、中古車販売店のM&A、レースの海外展開等で『日本一のBMW専門店』となることで企業として成長してまいります。弊社は、技術でBMWの魅力を引き出すとともに、レースなどを通じて世界に情報を発信する役割を果たし、自動車で世界を駆け抜ける楽しさを広く伝えていきたいと考えています」としている。

プロジェクトページ

https://fundinno.com/projects/495

2023GTワールドチャレンジ・アジア第3戦富士 GT4クラス優勝を喜ぶ織戸学/片野田洋介監督/加納政樹(YZレーシング・ウィズ・BMWチーム・スタディ)
2023スーパー耐久第4戦オートポリス ベンチャー投資のファンディーノ Audi R8 LMS

© 株式会社三栄