生産量日本一 広島のカキ水揚げ解禁 今年の出来は?

生産量日本一を誇る広島県産カキの水揚げが1日、解禁されました。

猛暑だったことし、カキのできはどうなっているのでしょうか。

夜も明けきらない、2日午前6時すぎ。

東広島市安芸津町の沖合いでは筏に船を止め、クレーンを使い、広島の冬の味覚「カキ」を引き揚げました。

1日に水揚げが解禁されました。

この日は、むき身にしておよそ120キロのカキを引きあげました。

■島村水産・島村広司さん

「今年のカキはちょっと小さいのでがっかりなんですけど、水揚げできることに関してはとても嬉しいですね」

広島県のカキの生産量は全国のおよそ6割を占めます。

今年は猛暑で海水温が高く生育が心配されましたが、広島県によると、海域ごとにばらつきがあるものの、全体的にはいい身入りだということです。

今年は県全体でおよそ2万トンの生産を見込んでいます。

■島村水産・島村広司さん

「これから気温が下がって水温が下がっていけば、カキもどんどん身が入るので、おいしいかきになってくると思います。たくさん食べていただきたたい」

カキ打ち場で身を取りだしたカキは、加熱用として全国に出荷されます。

水揚げは来年5月まで続き、冬には、生食用も楽しめるということです。

【2023年10月2日放送】

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