JR東日本グループで日本の駅ビル開発や運営を手がけるアトレは2日、台北市信義区の「微風(ブリーズ)」ブランドのショッピングセンター(SC)「微風南山」内に構える店舗を12月末をもって閉店すると発表した。
アトレによると、閉店の理由は微風のグループ本部に当たる長僑投資開発との賃貸借契約が12月末で終了となるため。現時点でその他の出店計画はない。
微風南山店を運営する微風艾妥列控股については現在、微風側と今後の方向性を協議中という。微風艾妥列控股は、海外におけるアトレブランドを活用するSC事業の統括会社「アトレインターナショナル(AICO)」と長僑投資開発の合弁会社。
アトレは、「(微風南山店の閉店は)台湾からの撤退を意味するものではない」とした上で、アトレとしての台湾での今後の展開についても引き続き検討したいとした。
アトレは2019年1月に海外1号店となる微風南山店をオープンした。