エンゼルスがネビン監督の退任を発表 1年半で119勝149敗に終わる

日本時間10月3日、エンゼルスはフィル・ネビン監督が来季、チームの指揮を執らないことを発表した。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者らによると、ネビン監督の来季の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていたようだが、エンゼルスはそのオプションを行使しないことを決めた。来季まで契約が残るペリー・ミナシアンGMは続投する見込みで、日本時間10月4日にミナシアンGMがネビン監督の解任についてオンライン会見を行う予定となっている。

ネビン監督は昨年6月にジョー・マドン監督が解任されたあと、暫定監督に就任。106試合で46勝60敗に終わり、チームを浮上させることはできなかったが、昨季終了時点ではアート・モレノ・オーナーが球団売却に動いていたため、有力な監督を複数年契約で迎えるのが難しい状況にあり、暫定監督から正式な監督となり、1年契約を結んでいた。

今季はタイラー・アンダーソン、ブランドン・ドルーリーらを補強し、2014年以来9年ぶりとなるプレーオフ進出を目指したが、夏場までなんとかワイルドカード争いに踏みとどまり、トレード・デッドラインで大谷翔平をキープして「買い手」に回る決断をしたにもかかわらず、8月の8勝19敗と失速。9月以降も9勝19敗と大きく負けが先行し、昨季と全く同じ73勝89敗でシーズンを終えた。

ネビン監督が1年契約だったため、エンゼルスは来季の監督人事について何らかの決断が必要となっていたが、1年半で119勝149敗に終わったネビン監督の来季オプションを行使しないことを決定。今後はミナシアンGMのもとで新監督探しを進めていくことになる。

なお、シーズン終了後、選手たちはネビン監督への支持を表明し、マイク・トラウトは「僕はフィルのためにプレーするのが大好きだ。選手のことを気にかけてくれるし、チームのためにベストを尽くそうとしていた」と話していた。このように選手からの信頼は厚かったものの、結果が全ての世界であり、エンゼルスはただちに新監督探しに着手する。

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