「当然の勝利」プレミア4試合ぶり勝利のチェルシー、ポチェッティーノ監督は初ゴールのムドリクに言及「忍耐力が大事」

[写真:Getty Images]

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、フルアム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

2日、プレミアリーグ第7節でフルアムと対戦したチェルシー。リーグ戦は3戦未勝利と今シーズンも苦しい序盤戦となっている。

ミッドウィークにはEFLカップ(カラバオカップ)3回戦でブライトン&ホーヴ・アルビオンに勝利し、公式戦4試合ぶりに勝利したチェルシー。その良い流れを今節も持ち込んでいた。

前半18分にミハイロ・ムドリクが待望の初ゴールが生まれると、直後の19分にはアルマンド・ブロヤが追加点。一気に試合を優位に進めると、そのまま逃げ切り0-2で勝利を収めた。

リーグ戦4試合ぶりの勝利となったポチェッティーノ監督は「当然の勝利だ」と喜びを語り、試合全体を通して良いパフォーマンスだったと振り返った。

「前半はフルアムよりも我々の方がずっと良かった。後半は我々が主導権を握った」

「選手たちはこの勝利を必要としており、ファンもそうだったのでとても嬉しい。これで1週間のうちに2勝だ。我々は勝利の味を感じる必要があり、またクリーンシートを達成する必要もあった」

「今、我々は2試合に勝利した。落ち着いて信念と自信を築き続ける必要がある。とても多くの選手がフィットしていないというネガティブな状況が多くあったが、最も重要なことは信念であり、チームは我々がやっていることを信じている」

久々の好パフォーマンスを見せたチーム。その中でも注目は、初ゴールを決めたムドリクだ。

総額1億ユーロ(約157億円)でシャフタール・ドネツクから加入も、散々な結果に。ここまでゴールを決められず、不調の原因だと槍玉に上げられることも少なくなかった。

ポチェッティーノ監督は待望の初ゴールを決めたムドリク、そして長期離脱から復帰後初ゴールを決めたブロヤについても言及。しっかりと信じて、時間を与えることが大事だとした。

「ミハ(ミハイロ・ムドリク)にとってはプレミアリーグで初ゴールを決め、アルマンド(・ブロヤ)にとっては長期離脱の後、再びゴールを決めた。私は彼らのことをとても嬉しく思っている。彼らはそれに値する」

「若者には時間が必要であり、落ち着く必要があることを理解する必要がある。それは適応するということについてだ」

「ムドリクがここにきてからは大きな変化があり、チームに来た時にしっかりしていないチームに腰を据えるのは簡単ではない。彼はオマケではなかった。チームに何かを加える必要があった」

「そろそろ忍耐力を持ち、若い才能ある選手たちを信頼し、自信を築く時期が来た。一歩一歩、大きな仕事だ。ときどき人々は忍耐力を持っていないが、我々にとっては忍耐力を持つことが大事だ」

「たとえ勝てていない時でも、我々は落ち着いていて、ポジティブであり、信念を持っていた」

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