メッツのスターンズ編成本部長 主砲アロンソのトレード放出を否定

日本時間10月3日、メッツはデービッド・スターンズ編成本部長の就任記者会見を行い、スターンズは球団史上初の編成本部長となった。ニューヨーク出身でメッツファンだったというスターンズは、メッツの大ファンとして知られる大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーとともにチーム作りを進めていくことになるが、1年後にFAとなる主砲ピート・アロンソを今オフ中にトレードで放出する可能性を否定。「来季の開幕時点では、ピートが我々の一塁手だ」と話した。

現在28歳のアロンソはメジャー5年目の今季、154試合に出場して打率.217、46本塁打、118打点、4盗塁、OPS.822を記録。打率は自己ワーストだったが、メジャー5年間で3度目となる40本塁打&100打点を達成した。5年間で放った192本塁打は、すでにハワード・ジョンソンと並んで球団史上4位タイの数字。これを上回るのは、ダリル・ストロベリー(252)、デービッド・ライト(242)、マイク・ピアッツァ(220)の3人だけである。

今年のトレード・デッドラインでジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザーらを放出したメッツは、アロンソの放出も画策し、ブリュワーズやカブスとのトレード交渉を行っていたことが報じられている。アロンソは来季終了後にFAとなるため、メッツとの契約延長が実現しなかった場合は、来季もシーズン途中でのトレード移籍の可能性がくすぶり続けることになる。

MLB公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は、スターンズが今オフ中のアロンソ放出を否定したからといって「来季メッツが低迷した場合にアロンソがトレード・デッドラインで放出されないことを意味するわけではないし、メッツがアロンソと長期契約を結ぶ方針を固めたわけでもない」と指摘。契約延長が実現しない限り、アロンソはトレード市場における注目株であり続けるだろう。

なお、メッツはバック・ショウォルター監督の退任をすでに発表。スターンズのメッツでの仕事は、ショウォルターの後任となる新監督探しからスタートする。

The post メッツのスターンズ編成本部長 主砲アロンソのトレード放出を否定 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.