島原道路の新区間 森山東↔森山西間3.3キロ 11月12日に開通 国と長崎県が整備

森山東IC―森山西IC

 国と長崎県が整備を進める高規格道路「島原道路」のうち、諫早市森山町の森山東インターチェンジ(IC)-森山西IC間3.3キロが11月12日午後4時に開通する。国土交通省長崎河川国道事務所が明らかにした。
 島原道路は、諫早市中心部(長崎自動車道諫早ICに接続)と南島原市深江町を結ぶ約50キロの自動車専用道路。森山東IC-森山西IC間の開通で約25キロが供用されることになる。同事務所によると、島原道路が全線開通された場合、諫早IC-南島原市役所間の車での所要時間は全線未整備の106分から68分へ短縮される見通しで、救急搬送や産業、観光振興などでの効果が期待されている。
 片側1車線の森山東IC-森山西IC間は、並行する国道57号の交通混雑の緩和などを目的に国が整備を進めている「森山拡幅工区」(雲仙市愛野町-諫早市長野町間7.6キロ)の一部になる。同工区の総事業費は約594億円の見込み。同工区では、森山西IC-尾崎IC(仮称、諫早市小野町)間1.5キロでも開通に向け工事が進められている。


© 株式会社長崎新聞社