栃木県内企業でも内定式 学生たちが一堂に会する

 栃木県内の企業では2日、来年の春に入社する学生の内定式が行われました。2023年は企業の採用内定が解禁された10月1日が日曜日だったため、多くの企業が平日の2日に、内定式を行いました。

 このうち足利銀行の内定式は宇都宮市のライトキューブ宇都宮で行われ、内定者131人のうち大学生と大学院生110人が出席しました。

 足利銀行では2022年に引き続き1次、2次面接はオンラインで、最終面接と内定式を対面で行いましたが、2023年は、これまでにはなかった内定者同士の交流会も開かれました。

 集まった内定者を前に、大塚正義取締役常務執行役員が「銀行は社員が商品そのもの。皆さんが入社までに自分を磨いておけば、お客様はちょっとした魅力に気づいてくれる」と話しました。

 そして、内定者を代表して岩崎未歩さんが内定通知書を受け取りました。

 一方、栃木銀行は宇都宮市内のホテルマイステイズ宇都宮で内定式を行い、内定者69人のうち大学生と高校生の66が出席しました。

 内定者を前に仲田裕之常務取締役は、社会人の心掛けとして「夢や目標を実現するために努力と行動を重ね、臆せずチャレンジする中でシナジー効果を生み出す起点になってほしい」と歓迎の言葉を述べました。

 そして、内定者を代表して加藤優香さんが内定通知書を受け取りました。

 このあと栃木銀行では内定者同士の一体感や仲間意識、不安の解消を図ろうと懇親会が開かれ下野市在住のタレント永井塁さんが栃木の地元愛の大切さを内定者に伝えました。

 働き手の将来的な減少が見込まれる中、企業の採用意欲は新型コロナウイルス感染拡大前の水準に回復し、23年卒に続いて、学生優位の「売り手市場」で就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートによると9月1日時点の内定率は91.5%だということです。

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