試験的に働き方改革 「フレックスタイム制」と「選択的週休3日制」 宇都宮市

 宇都宮市では10月出勤時刻や退勤時刻を生活や業務に応じて設定できる「フレックスタイム制」と土曜日、日曜日以外に週に1度まで休日を設けることができる「選択的週休3日制」を試験的に取り入れています。

 この取り組みは今年(2023年)2月に初めて行われたもので今回で2度目となり対象となる所属において、この制度の利用を希望する職員が対象です。

 前回は人事課や経営管理課など56人の職員を対象に行っていましたが今回は窓口部門などにも拡大し10部局43課で行われています。

 宇都宮市が進める「フレックスタイム制」は午前9時半から午後4時半までのコアタイムを軸に1日の勤務時間が6時間から10時間になるよう出勤時刻や就業時刻を設定するもので始業時刻は午前7時半から15分刻みで終業時刻は午後8時15分までの45分刻みで選ぶことができます。「選択的週休3日制」は1カ月のうち何週間を週休3日にするかを選択できる制度です。この「フレックスタイム制」と「選択的週休3日制」を仕事の運営に支障がないと認める範囲内で職員の申告を考慮し実施します。

 宇都宮市ではこのほか市長をはじめとする管理職など254人が部下や同僚などのワークライフバランスに理解のある上司である「イクボス」を宣言しています。これに合わせこれまで60%だった男性職員の育児休業取得率の目標値を100%に改定しました。宇都宮市では4月から6月までの行政職の男性職員の育児休業の取得率は約90%となっていて、今後も職員向けの啓発や研修を通して管理職などの意識醸成と育児支援に関する全職員の理解を深めていくということです。

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