埼玉3人死亡、交通安全運動中に…全員深夜 バイク死者も急増 これから高齢者の死傷事故が増える時期に

秋の全国交通安全運動期間中、県内事故死者は3人

 秋の全国交通安全運動期間中の埼玉県内の交通事故死者は、昨年と変わらず3人だったことが2日、埼玉県警のまとめで分かった。

 県警交通総務課によると、死者の状態別では歩行者が2人でバイクが1人。3件とも事故発生は深夜帯だった。都道府県別では栃木、東京、千葉などの4人が最多で、埼玉はワースト6位タイだった。

 人身事故は452件で前年同期比9件減少。負傷者は9人少ない533人だった。物件事故は4335件で215件増えた。

 同課は10月1日現在で原付を含むバイクの死者が26人で前年同期比9人と急増している点や例年、これからの時期は高齢者の死傷者が増えることから注意を促すとともに、県警のホームページでは各警察署ごとに管内の事故多発エリアの地図などを掲載していて、「自分の住んでいる地域の中で、どこが事故が多いかを知っていただきたい」と呼びかけている。

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