岩手県、観光分野に民間の派遣 企業版ふるさと納税を活用

辞令書を受ける横石佳子さん(右)

 岩手県は「人材派遣型企業版ふるさと納税」を活用して民間人材を採用した。社員を派遣した企業の法人関係税を軽減する制度で、観光分野に配置し民間のノウハウを生かしてもらう。

 採用されたのは第一生命保険盛岡支社の横石佳子(けいこ)アシスタントマネジャー(42)。県庁で2日、菊池哲副知事から第1号の辞令を受けた。2025年3月末まで任期付き職員として観光・プロモーション室で国際観光の推進に当たる。

 横石さんは大船渡市出身で、同支社で法人向けの保険営業を担ってきた。「生まれ育った岩手を全国、世界にアピールし、地域貢献できるよう頑張る」と抱負を語った。

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