盛岡市新庁舎の建設地選定、来年度以降に 市民意見聴取へ延期

築60年以上が経過し、老朽化が進む盛岡市役所の本庁舎

 盛岡市の新庁舎の建設地選定が来年度以降にずれ込む見通しとなった。市は本年度内の絞り込みを予定していたが、議会から市民の意見聴取を求める声が上がり軌道修正した。候補地は内丸、盛岡駅西、盛南の3エリア。市民説明会は11月中旬に各地で開く。

 建設地の選定は、新市庁舎整備審議会(会長・倉原宗孝県立大総合政策学部教授、委員13人)が4月に議論を開始。11月下旬に整備エリアを含めて市長に答申し、市が年度内に基本構想をまとめる予定だった。

 市は27日の審議会で市民説明会を開いた後に答申をまとめる日程の見直しを提案し、了承された。7月の市議会全員協議会で市民への説明や意見聴取の場を求める声が上がっていた。

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