吉野ケ里遺跡の発掘調査、4日からライブ配信 質疑のやりとりも

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 佐賀県は4日から、国指定特別史跡・吉野ケ里遺跡(神埼市郡)の発掘現場から作業の様子をライブ配信する。視聴者の質問を受け付けて回答する「双方向配信」を、発掘調査の特設サイト「ナゾホルよしのがり」と動画投稿サイト「ユーチューブ」から見ることができる。来年2月まで月1回のペースで行い、幅広い世代に魅力を伝えていく。

 10年ぶりに発掘を再開した昨年度に続き、2回目の実施。配信は4日午後0時20分から約30分間を予定する。専門職員が発掘現場を歩きながら、調査成果を分かりやすい言葉で説明する。ユーチューブでコメントや質問を受け付ける。可能な限り回答する。

 発掘を始めた9月23日から現場に定点カメラを設置し、リアルタイムで調査の様子を公開している。10月からは、調査成果をまとめたハイライト動画「ナゾホルNEWS」も月1~2回配信する計画だ。

 県文化財保護・活用室は「さまざまな方に吉野ケ里への関心を持ってもらうため、いろんな見せ方をしたい。発掘再開と同時に現場公開をしており、足を運んでもらうきっかけになれば」と話した。(大田浩司)

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