岐阜県を流れる長良川に繋がるため池で、肉食外来魚コクチバスが大量に見つかった問題で、在来魚への食害を食い止めようと、岐阜県が「池の水を全部抜いて」 本格的な駆除に乗り出しました。
駆除が行われているのは、岐阜県郡上市の水深13メートルある農業用ため池です。このため池では、ことし7月、大量のコクチバスの繁殖が確認されました。
このため池の水は、すぐ横を流れる曽部地川を経由し、およそ3キロ先で、清流・長良川に繋がっているため、アユをはじめとする長良川の在来魚への食害が懸念されています。
3日朝は県職員ら約60人が水を抜いた池に入り、わずかに残った水を網で囲って、次々と魚を捕獲しました。コクチバス以外のフナやイモリなどの在来種は川へと放流します。
