ドイツ総領事「京都は隠れた首都」 京都市を訪問、学生との交流に意欲

京都の魅力やドイツとの文化交流について語るザクシンガー在大阪・神戸ドイツ総領事(京都市役所)

 在大阪・神戸ドイツ総領事メラニー・ザクシンガー氏(40)が26日、京都市役所を訪れた。門川大作市長と懇談し、日本とドイツの友好に加え、京都の文化や学生との交流を深めていくことを確認した。 

 9月12日付で着任したザクシンガー総領事は「京都は隠れた首都で、外国人観光客が一番訪れたい都市だ」と笑顔を見せた。市とドイツのケルン市が今年、姉妹都市締結60周年を迎えたことに触れ「ともに伝統ある街で、大学のまちである点も共通している。若い人が京都の文化に触れて新しいものを創造することは日本の強みだ」と述べた。

 門川市長は、ドイツの芸術家が創作活動をしながら滞在する施設「ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川」(左京区)を「京都の誇り」と紹介し、「世界の芸術家が活動する施設が京都にあることで、文化庁の京都移転の力になった」と謝意を伝えた。

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