「首位を目指して戦う」王者としてACLホーム初戦を迎える浦和、スコルジャ監督は初戦勝ち点1に「プレッシャーを感じている」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

3日、浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が、ベトナムのハノイFC戦に向けて意気込みを語った。

2022シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では見事に優勝を果たした浦和。プレーオフを制して出場権を獲得した中、初戦はアウェイで武漢三鎮(中国)と対戦し、後半アディショナルタイムのホセ・カンテ弾で2-2の引き分けに終わった。

アウェイからなんとか勝ち点1を持ち帰った浦和。スコルジャ監督はホーム初戦に向けて意気込みを語った。

「ACL初戦の後の状況は勝ち点1しかないので、プレッシャーを感じている。グループ突破を目指している我々は、勝ち点をしっかりとっていかなければいけない。明日はそのチャンスがあるし、ホームゲームではしっかり勝っていかなければいけない」

「明日の狙いは、もちろん勝って勝ち点3を得ることだが、サポーターの皆さんにできるだけ良い試合を見せたい」

「いつもそうだが、ACLに楽な試合はない。かなり堅い守りができるチームとの対戦となる。相手も初戦を落としているので、勝ち点を欲しいと思っているだろうから、両チームにとって重要な試合になる」

「できるだけ良い準備をしてきたので、戦う用意はできている。素晴らしい選手たちが大きな野心を持って、ACLでできるだけ良い結果を残そうと準備してきた」

今大会もグループ2位では突破できない可能性があるレギュレーション。グループ1位をなんとか目指す戦いが求められるが、スコルジャ監督は首位突破を目指すと意気込んだ。

「2位で終わったとしてもグループステージを突破できることが確約されないので良い結果にならないこともある。なので、グループ首位を目指して戦っていく」

「まだ5試合残っているが、ホームでは確実に勝っていかなければいけないと思う」

初対戦となるハノイの印象については「外国人がたくさんいる興味深いチームだ。まず、攻撃の選手に興味深い選手がいる」とコメント。「カメルーン出身のジョエル(ディーデリック・ジョエル・タグー・タジョ)やブラジルの選手(マルコス・アントニオ・アルメイダ・シルバ)、ベトナム代表でも10番を背負っている選手(グエン・バン・クエット)がいるので、非常に興味深い選手たちだと思う」と警戒する選手たちの名前を挙げた。

ホームゲームではしっかりと勝ち点3を重ねたいと語る浦和。前日練習では日本代表MF伊藤敦樹が不在だったが、選手のマネジメントについても言及した。

「すでに今シーズン45試合プレーしていて、それがチームにのしかかっていると思う」

「メディカルスタッフを中心に、スタッフ全員で選手たちの疲労をチェックしている。試合によっては選手を休ませるという選択肢も出てくる」

「ACLのグループステージを戦っているだけでなく、ルヴァンカップ、重要なJリーグも残っているので、しっかりとマネジメントしていきたいと思う」

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